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ヒートショックの原因と対策法

年間1万人以上の死因となっている「ヒートショック」ですが、断熱性能の高い家にすることでヒートショックの軽減だけでなく光熱費節約にもなります。
マイスマ制作チーム

近年、ヒートショックという言葉をニュースなどから聞く事が多くなってきました。ヒートショックが原因で亡くなる方は年々増加しており、年間1万人以上の方が亡くなられているそうです。ヒートショックは、暖→冷→暖の急激な温度差を体感することによって、体内に急な血圧変化が発生し、その影響により脳内出血や心筋梗塞を引き起こしてしまう急性の循環器障害です。お風呂に入る際、「暖かいリビング」→「寒い脱衣所」→「暖かい湯船」という急激な温度差を繰り返し体感することで失神を起こし最悪の場合、死につながる事もあります。

では、このヒートショックを防ぐにはどのような対策が効果的でしょうか?今回は3つのポイントを紹介します。

1.全館冷暖房の住宅

家の中に急激な温度差を作らないのがヒートショック対策として一番効果的です。最近では全館空調システムが普及しつつあります。家の中全体を、暖房・冷房にすることで、リビングやトイレ・風呂場・廊下の温度差が少なくなり、ヒートショックを解決してくれます。しかし、冷暖房費の負担が大きくなってしまうのが難点です。そこで2つ目のポイントです。

2.高断熱・高気密住宅

高断熱・高気密住宅は断熱材で家全体を覆って断熱性能を高くし、家の隙間を少なくして外の寒さを家の中に持ち込まないようにしてしまう住宅のことです。全館冷暖房でも家の中から外へ暖房熱が逃げやすい環境だとエアコンの費用が高額になってしまいます。そこで注目されているのは、高断熱・高気密の住宅です。これまでの住宅でも断熱されていましたが、さらに断熱性の高い素材で家全体を断熱します。こうする事で冷暖房費を抑えつつ家全体をカバーする事ができます。

3.基礎の断熱

基礎も断熱するとさらに良い効果が期待できます。さらに構造体の要となる木材を腐らせないという効果もあり一石二鳥です。

このように、高断熱・高気密住宅にすると、安い冷暖房費用で家全体が暖まり、ヒートショックを予防する環境ができます。

(参考資料)SBI不動産ガイド

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