「母になるなら流山」「父になるなら流山」という言葉を耳にした方もいるのではないでしょうか?流山市はここ2~3年、あちこちのメディアに取り上げられ、注目されているエリアです。
つくばエクスプレス開通以来、人気、人口共に急上昇。通勤の利便性+ママの再雇用創出の支援+育児サポート。それが流山という街の最大の特徴のようですね。
流山市には全部で11の駅がありますが、その中でもとりわけ人気の2駅が「南流山駅」「流山おおたかの森駅」。「南流山駅」はつくばエクスプレスとJR武蔵野線乗り入れ、「流山おおたかの森駅」はつくばエクスプレス(TX新線)と東武アーバンパークライン乗り入れ。どちらもつくばエクスプレスの発達とともにニュータウン開発が進んでいる人気エリアです。
「南流山駅」はTX新線で「秋葉原駅」まで7駅(23分)、丸の内オフィス街のある「東京駅」へは33分の近さ、「新宿駅」は46分です。通勤の便利さは申しぶんないですね。
買い物も便利です。「流山おおたかの森駅」にはシネコンやアパレル、百貨店などが入った「おおたかの森ショッピングセンター」があります。そのほか「南流山」から2駅(5分)には「コストコ」や「ららぽーと新三郷」のある「新三郷駅」があり、同じく「南流山駅」から武蔵野線で5駅(11分)の距離には日本最大のショッピングモールのある「越谷レイクタン駅」などがあります。
レジャーも充実。休日は流山運動公園のアスレチックで遊ぶのもよし、常磐道を北に上がれば、学園都市つくば。大きな公園や博物館、科学館なども非常に多く、巨大ショッピングモールも多数。週末は家族連れでたっぷり遊んでリフレッシュできそうです。晴れた日はもちろん、雨の日のお出かけにも困らないですよね。
さて、都心への利便性、買い物、アミューズメント施設…確かに便利ではありますが、これだけなら他にも色々な街が思い浮かびますよね。では、流山市は「共働き子育て世代に最適な街」として、どうしてここまでクローズアップされてきたのでしょうか?
実は、流山には他の街にはない特徴的な官民一体の取り組みや、企業のアクティビティ、NPOの活動、地域コミュニティがあるんです。その幾つかを、この「南流山駅」「流山おおたかの森駅」2つの新駅周辺を中心に探ってみました。
まず最初は「南流山駅」のワーキングスペースをご紹介します。
「世界のマイクロソフトがなぜ小さな街の小さなオフィスと手を組んだのか?」
Tristのサイトを見るとまず最初にそんなセンセーショナルなキャッチフレーズが目に飛び込んできます。あのマイクロソフト社が?流山市のワーキングスペースとコラボ?一体どういうことなんだろう。不思議ですよね。
それは、一人の主婦の起こしたアクションから始まりました。
Tristは、2014年に流山市の主婦、尾崎さんがクラウドファウンディングで資金を調達して立ち上げたママのためのワーキングスペースです。以来、都内の企業のサテライトオフィスとして、またはフリーランスワーカーのシェアオフィスとして、研修や交流の場として、多角的に活用されています。
ママたちの再雇用のひとつとして「リモートワーク」という働き方に着眼したTrist。まず先立つものはパソコンだと考えました。そこで代表者の尾崎さんが思いついたのが、女性の働き方改革に取り組み始めた矢先の日本マイクロソフト社でした。早速、直接相談を持ち掛けたそうです。
尾崎さんがTrist発足の主旨や、代表者の思い、今後の展開をプレゼンすると、それに共感、賛同したマイクロソフト社のスタッフが、途中に何人ものスタッフを経て、執行役員のスサンナ・マケラさんのもとにその声を届けてくれました。
そして、パワポやエクセルが再就職の障壁になっていること、マイクロソフトの支援が必要であることをスサンナさんに直接プレゼンし、心を動かすことに成功したのです。
当時その追い風となっていたのは女性活躍推進法(女性の職業生活における活躍の推進に関する法律)の成立です。マイクロソフト社ではこれを受けて具体的な「働き方改革」の取り組みを推し進めていました。そんなタイミングに流山の女性向けワーキングスペースTristのプレゼンを受けたので、これは格好のケーススタディになる、と、育休や子育て退職したママの教育プログラムを支援することを決めたのです。
一自治体のコミュニティを世界のマイクロソフト社が支援する、とても素晴らしい取り組みですよね。
活動はまだまだ始まったばかり。マイクロソフト社の応援による教育プログラムはTristの取り組みのほんの一部です。様々なワークショップやセミナー、トレーニングの機会が用意され、復職を果たした先輩ママたちのノウハウや成功事例、コミュニティはこれからも財産として受け継がれていくでしょう。今後益々注目して行きたいですね。
流山市ワーキングスペース「Trist」
オフィススペースは全20席
・1日(9~17時)…500円/1席
・1か月(24時間利用可)…10,000円/1席
※詳細は下記までお問い合わせ下さい
http://trist.click/
さて、もう一方の人気駅が「流山おおたかの森駅」です。こちらはどうでしょうか。
地域連携の子育て支援プログラム「流山コソダツ計画」というプログラムが2015年にグッドデザイン賞受賞して大きな話題になりましたよね。
流山市、三井不動産レジデンシャル株式会社、NPO団体「アフタースクール」、が主体となって推進しているのがこのプログラムです。
女性の社会進出が日本の経済動向を左右すると言われながらも、いまだに多くの子育て世代の女性が育児と仕事の両立によるストレスの真っただ中で奮闘しています。
コソダツ計画は、三井不動産レジデンシャルの新築分譲「パークホームズ流山おおたかの森」の住人の子育て支援の為のプログラムで、流山市がバックアップして、子の施設を活動の場として提供しています。
「母になるなら、流山」というのは、このプログラムのキャッチフレーズ。これにより、他の近隣自治体から共働き子育て世帯が流入してくることを狙いとしていました。具体的には、分譲住宅という最小単位のコミュニティをケーススタディとして、子育て世代の住人や、子育てOGOBの世代の住人などライフステージの進化を経て、互いに繋がり合い助け合う関係性を構築するのが「コソダツ計画」の目的なのです。
「流山コソダツ計画」は、マンションの住人にとどまらず地域の人たちや施設を巻き込んだ様々な活動を行っています。お寺や公民館などの公共施設を舞台に地域の講師先生をお招きするセミナーを開催したり、マンション併設保育園やマンション共有施設を舞台に「保育」や「学童」など乳幼児から小学生を対象にした子育て支援プログラムを行ったり、子育てと仕事の両立の援助になる自転車の無料貸し出しサービスを行ったりしています。
各種プログラムを活用することで、子育て共働き世帯の住民同士の交流が深まるのはもちろんのこと、住民が共用スペースを利用して在宅(在マンション)勤務ができたり、ワークシェアを行ったりという、自由な働き方も促進しています。
ソフト面としては不安を抱えて子育てをする共働き世帯が悩みを共有したり解決したりできるメンタルケアの場という側面を持ち、ハード面では、居住の場を仕事の場に進化させ「通勤」という形にとらわれない働き方を可能にするなど、新しい価値を次々と生み出しています。
現在は自治体+マンションディベロッパー+NPO(学童保育)との連携による活動だが、将来的には三井のマンションにとどまらず、近隣のマンションや戸建てなども巻き込む大きな動きになっていくとのこと。
子育て真っ最中の世帯はもちろん、子育てOBOG、プレママ、プレママなど、それぞれのライフステージの変遷に合わせた更なるプログラム開発が先々楽しみですね。
いかがでしたか?ここでは2つの活動をご紹介しましたが、流山市は、こういった「共働き子育て世代」を応援する様々なプログラムやアクティビティが豊富です。こだわりのある保育園や学童保育など、まだまだ調べればたくさんありますよ。
年々人気は上がり、近隣他県からの人口流入も増え続けているようで、それを受けてさらなる施設の充実や、マンション、戸建て分譲開発が進んでいます。
官民NPOあげて、この流山ブランドを大切にしていく風土がすでに出来上がっていますから、今後も益々発展していくのは間違いないでしょう。
流山市、とりわけTX新線の「南流山駅」「おおたかの森駅」周辺は、共働き子育て世帯には嬉しいサービスが充実していますね。
そんな流山で住まいを探したいという方にお勧めの不動産業者、住宅会社をご紹介いたします。
・センチュリー21キヨマルハウスさま 紹介ページへ
「南流山」駅徒歩2分!何と言っても地域密着で創業30年!
任せて安心のベテラン不動産業者さんです。
19時以降も営業しているので、通勤帰りに気軽にお立ち寄りしてみては?
・株式会社アーチさま 紹介ページへ
「南流山」駅徒歩1分!
売買や賃貸はもちろんのこと、デザインに工夫したリノベーションにも力を入れています。
総合力で安心の不動産屋さんです。
・ポラスグループ 株式会社中央住宅 おおたかの森営業所 オフィシャルサイト
「おおたかの森」駅徒歩2分!
東武野田線、TX新線の物件を数多く取り扱っています。
ポラス初のTX沿線店舗で、スタッフ総勢10名がヤル気満々でお待ちしています!
キッズスペースも完備しており、お子様連れにも安心です。
・ポラスグループ 中央グリーン開発 千葉支店 オフィシャルサイト
「南流山」駅徒歩1分!
街並みの美しい大規模分譲内に定評のあるポラスグループの中でも、特にコミュニティ形成に力を入れています。
セミナーやワークショップなど子育て中のミセスに嬉しいイベントもたくさん。
オシャレな店舗で打ち合わせも楽しいですよ!
流山市の他にも、女性のキャリアブランク対策が進んだ街、子育てしやすい街があります。東京の通勤圏内でおすすめは、何といっても横浜市です。
女性市長が誕生したのが2009年。そこから女性のキャリアブランク対策が着々と講じられているんですよ。
その一つが株式会社パソナと横浜市再作局男女共同参画推進課の官民一体の取り組み「よこはま就労支援プログラム」。
市内在住の女性のキャリア相談窓口「横浜市就職サポートセンター」の運営のほか、キャリアブランクのある女性の再雇用を促進するためのコンサルタントを増員したり、OJTで社会復帰を支援するインターンシッププログラムを強化したりと、様々な対策が練られています。
2017年1月に開催された「輝く女性起業家プロモーションウィークス」というイベントでは、横浜を拠点として活躍する女性起業家が集結。起業を目指す女性に役立つセミナーを開催したり、情報交換の場を提供しているほか、働く女性のリフレッシュのための茶道やフラワーアレンジなど様々なワークショップの場も提供しています。
これから都心の通勤圏内で共働き子育て世帯に優しい街を探すなら、流山市、横浜市にぜひ注目していただきたいですね。
今回の記事が貴女の検討のお役に立ちますように!
流山市でおすすめの不動産屋さんならここ!