段ボールは大人一人が持てる重さを上限に
あまりに重すぎると作業する方の負担が大きくなり、ぎっくり腰や作業効率の低下に繋がりますし何より底抜けの原因になります。箱の量を減らす為につい一つの箱に詰め過ぎてしまいますが、適量に分けたほうが作業効率の上昇につながります。
本は小さな箱に詰める
本を箱にたくさん詰めるとかなり重くなりますので、小さな箱に入れて持てる重さまでにしましょう。大きな箱にたくさん詰め込むと重みで底抜けする可能性大です。
大きい段ボールを使わない
特に幅の広い段ボールを使うと運搬時に壁などに擦ったりして段ボールの破損や傷の原因になる事もあります。引越し業者が用意する大の箱を基準にして、それより大きい段ボールはできるだけ使用しないようにしましょう。
段ボールの中身を固定する
段ボールの中に隙間があると運搬中に中の物同士がぶつかり合って傷や破損の原因になります。新聞紙や緩衝材で隙間を埋めて中身が動かないようにしっかり固定しましょう。
ガムテープは基本真ん中止め
段ボールをガムテープで封をする際に真ん中と左右のH型に止めることがありますが、真ん中をきちんと止めるだけでも十分です。厳重に止めると開けるとき大変ですので、大切なもの以外は基本真ん中だけテープで止めます。
本などの重い荷物を梱包する場合のみ底になる側を十の字にテープを張ります。
重いものは下に置く
軽い物の上に重い物を乗せると重みで潰れてしまうこともありますので、重いものは必ず下に置きます。段ボールを重ねて置く際も重い箱から順番に積んでいきましょう。逆にすると荷崩れの原因になりますし大変危険です。
段ボールはカットしない
箱の隙間を詰めるために箱の一部をカットすることもありますが、カットの仕方によっては強度が低下する原因になることもありますし箱のサイズが統一されているとトラック等に載せる際に効率よく積むことができます。
内容物がわかるようなメモを書いておく
梱包したときは覚えていてもしばらくすると何を入れたのか忘れてしまいます。箱の上部と側面にも中身がわかるようなメモを残しておくと積み上げた際も確認がしやすくなります。
段ボールに番号を付けて表計算ソフトなどに番号と内容物のメモを記録しておくと荷物の管理が楽になります。
引越し後は不要になった段ボールが大量に出ます。不必要になった段ボールをサービスで回収してくれる業者もありますので、契約時に確認しておきましょう。引越し先のごみ出しルールによっては段ボールを気軽に捨てられない場合もありますので、回収サービスを利用するほうが後片付けが楽になる事もあります。
押入れの中に眠っているものや本やCDなど、普段使わないものから順にガンガン梱包していきましょう。荷造りする事により、作業がどれ位進んでいるか把握しやすくなります。
日常的によく使うものは1か所にまとめて管理して引っ越しの最終段階で梱包します。引越し先でもすぐ取り出せるように目印を付けて作業員に取り出しやすい場所に置いて貰うようにお願いします。
引越し作業を進めていると本やグッズなどの懐かしい物が次々発掘されます。中身を確認しているとついつい思い出に浸ってしまいますが、作業が進まない原因になりますので、その場はすぐに仕舞い込みましょう。
大切な物や印鑑や通帳などの貴重品はできるだけ手荷物で運びましょう。無用なトラブルを防ぐことができます。標準引越運送約款により、現金、宝石貴金属、預金通帳、印鑑等は運搬を拒否される事もあります。
テレビ周りやオーディオ機器、パソコンなどは多くのケーブルが使用されています。ごちゃ混ぜにならないようにパソコン、オーディオなどの機器ごとにケーブル類をまとめておきます。また、どの場所に接続されていたのかタグを付けておくと接続作業がスムーズに行えます。
猫は段ボールなどの箱の中に入るのを好みます。箱以外にも袋やカバン、家具の隙間などにも入り込んでしまいます。引っ越し作業中に猫がいなくなったと思って探していたら荷物の中に紛れていたという事も…猫を飼っている場合は荷物に入り込まないように注意が必要です。
養生テープ(別名:マスキングテープ)は作業箇所保護用のテープで、粘着力が弱く剥がしやすいので仮止めテープとして様々な場所で使われています。
家具の扉や引き出しなどを養生テープで固定すると運搬中に突然開く事もなく安全に移動させる事ができます。また、ケーブルを束ねて養生テープを巻き付けると簡単にまとめられます。
固定用途以外では、養生テープに油性ペンでメモを書いて貼り付けるとラベルシールの代わりとして使うことができます。
引っ越しだけでなくご家庭に一本置いておくと何かと便利です。但し、粘着力が弱いため、重い物を固定する際には注意が必要です。
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引っ越しの荷造りを始めると押入れの奥から不用品が続々出てきます。新居で必要ないもの、必要か判断に悩むものはとりあえず1か所にまとめて、作業がある程度落ち着いてから判断するのもありです。新居をすっきり保つためにも捨てる勇気を持って処分しましょう。
引越日までのごみの日をあらかじめチェックしておきましょう。ごみ捨て場に一気に出すと近所の方の迷惑になりますので、量が多い場合は何度かに分けて出します。特に不燃物や粗大ごみは回収日が限られていることもありますので引越日の一ヶ月前くらいから準備しておきます。また、地域によっては粗大ごみを出す際、事前に連絡が必要な場合がありますのであらかじめ確認しておきましょう。
引っ越しの日までに処分できない場合は、不用品回収業者を呼ぶか持ち込み可能なごみ処理場に持って行きます。リサイクルショップやネット買取サービスを利用するのもありです。
冷蔵庫は一日前までに中身を空にして電源を切りましょう。電源を切ると冷凍庫に付いた霜や氷が溶けますので水抜きを行います。
洗濯機もホース等に溜まった水をあらかじめ抜いておきます。水抜きを忘れると運搬時に水浸しになる場合があります。引越し時にホースやジョイントが無くなることもあるのでまとめておきます。
一般的な自転車の場合は荷物と一緒に運んでもらえます。自転車分料金が高くなる場合は、金額によっては買い替えも検討した方がお得な場合があります。契約前に必ず確認をしておきましょう。高級な自転車の場合は、断られる事もありますので、その際は専門の業者にお願いしましょう。
原付バイクの場合は荷物と一緒に運んでもらえますが、料金が高くなります。ガソリンは危険品のため、タンクに入っていると運搬できないので空にしておきましょう。
車やバイクの運搬をおこなってくれる引越し業者もありますが、荷物と一緒にお願いするよりも大手運送会社や車・バイク専門の運送業者に頼んだほうが安上がりな場合があります。車種や条件によって金額が大きく変わりますのでいくつかの業者に見積もりを出してみましょう。
自動車(普通車)運搬料金の目安
東京→札幌:68,000円バイク(中型)運搬料金の目安
東京→札幌:65,000円引っ越しの際は、電気・水道・ガスなどのライフラインの使用停止・開始手続きが必ず必要です。企業や地域によって手続き方法がそれぞれ異なりますので、遅くとも引越日の一週間前までには手続きを完了しておきましょう。特に停止手続きを忘れると引越し後も料金が発生する場合がありますのでご注意ください。
マイスマでは、主に政令指定都市を対象として各地域のライフラインを検索することもできます。
引越し業者に依頼する場合は無料で貰える事があります。契約内容によって貰える枚数が異なる場合がありますので事前に確認しましょう。ホームセンターなどで購入すると意外と高いので、足りない分はスーパーやドラッグストアで不要な段ボールを貰うと良いでしょう。大・中・小とある程度サイズを統一すると荷造りや管理がしやすいです。段ボールは予想以上に使いますので余裕を持って用意しましょう。(経験上、予想より2~3割ほど多めに必要になります)
段ボールに目印やメモを書くときに必要になりますので何本か用意しておきましょう。
食器などを包むのに使うほか、段ボール内部の荷崩れを防ぐために詰めたりします。白い食器を新聞紙で包むとインクが写る可能性がありますので、表面が白い紙を使用すると良いでしょう。
段ボールの封をするときに必要なのでできるだけ多く用意しましょう。布テープは粘着力が力すぎるので、クラフトテープを使用します。重い荷物を入れる段ボールの底を補強する際にも使いますので意外と消費します。
ガムテープは跡が残る場合があるのでデリケートな部分を固定する場合は養生テープを使用します。ケーブルをまとめたりラベルシールの代わりに使用することもできます。
緩衝材を止めるときや配線をまとめるときに便利です。どこの配線かメモを付けるときにも役に立ちます。
テープを切るときや紐などを切るときに必要になります。
液体が入っている瓶類はビニール袋に中に入れて置くといざ割れた時に他の荷物を濡らさずに済みます。荷物の擦り傷防止の為にかぶせたり、ごみをまとめる際にも役に立つので大きなビニール袋があると重宝します。
作業中の切り傷や擦り傷などの怪我の防止に役立ちます。引越し先が思ったより寒かった場合は防寒用の手袋としても使えるので用意しておいたほうが良いです。重たい家具を動かす際に四隅に軍手を入れて移動させるというテクニック※もあります。
※フローリングなどの平らな床限定
家具をばらして運ぶときに必要になります。組み立て式の家具を購入したときに付いてくる工具は、専用の工具箱を作ってまとめて管理しておくと解体時にすぐ取り出せて便利です。どの家具に使用したのかメモを残しておくとあれこれ悩まずに済みます。
大きな家具の裏や高い場所の荷物を動かしたときは埃が出てくることも。掃除機やぞうきんがあると助かります。
執筆:マイスマ制作チーム
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