築後数十年が過ぎても価値のあるヴィンテージマンション、立地やデザイン性、知名度などでずっと人気が続いていきます。
ヴィンテージとは英語で年代物という意味があります。年代物のワインいわゆるヴィンテージワインと同じように築年後数十年経っても、人気が衰えず、むしろ価値が上がっているマンションのことをヴィンテージマンションと呼ぶようになりました。
もちろん、ただ古いだけのマンションではなく、ヴィンテージ足りえる条件があります。
まず第一に立地が良いことが挙げられます。ほとんどのヴィンテージマンションは都心の人気エリアに建っています。交通の便が良く、住みやすいことが条件です。
第二はデザイン性が高いことです。バブル期に建てられたようなハイグレードな住居用物件はとてもデザイン性が高く、管理状態も良好でメンテナンスが行き届いていることが多いです。このような物件は一般的に知名度も高く、そこに住むこと自体が一つのステータスと捉えられています。
公益財団法人 東日本不動産流通機構が公表する調査によると2013年1~12月に成約した首都圏中古マンションの成約物件の築年帯別構成比率は築11~25年が39.6%(同38.5%)と拡大、築30年を超える物件も21.6%(前年20.6%)と伸びているとのことです。さらに新規登録物件は築30年超が25.2%(前年23.3%)と大きく拡大していることから需要の高さがうかがえます。
新規登録された物件の中に掘り出し物のヴィンテージマンションが眠っているかもしれませんね。
(参考資料)築年数から見た首都圏の不動産流通市場
執筆:マイスマ制作チーム