梅雨前線は北上中で、今週中には東北も梅雨入りしそうです。首都圏も明日から梅雨らしい空が続きそう。 今回は、雨の日を自分らしく過ごす工夫として、素敵なブックカフェをご紹介します。お気に入りのブックカフェを見つけて、憂鬱な雨の日を楽しんでみませんか。
このところ空前のカフェ・ブーム。色々なコンセプト、テーマのカフェがオープンしていますね。
「猫カフェ」「ふくろうカフェ」など動物好きのためのカフェもあれば、編み物愛好家の為の「ニットカフェ」や陶芸愛好家の為の「陶芸カフェ」など体験型の「趣味カフェ」もあります。
そんな中で今回は、おしゃれな空間でじっくり本が読める「ブックカフェ」を5つご紹介します。雨の日の豊かな過ごし方として、ぜひ選択肢に加えてくださいね!
まずは、今回のテーマにぴったりのお店からご紹介します。
なんと店名がズバリ「Rainy Day」。まさに雨の日に読書&コーヒーを楽しむのがコンセプトというお店なんです。
創刊から25年になるカルチャー・マガジン「SWITCH」を発刊するスイッチ・パブリッシングが直営しているブックカフェで、オフィスのすぐ下の地下1階にカフェを構えています。
店内には「SWITCH」のバックナンバーがズラリ。『音楽、映画、文学、アート、デザインなど、さまざまなジャンルの第一線で活躍する表現者たちを広く特集』しているバックナンバーはどれも読み応えがあり、それ目当てでも毎日通いたくなるくらい。
ほか、世界中の素敵な絵本もたくさん揃っていますから、本好きなお子様と一緒に愉しむこともできそうです。
木のテーブルと椅子が並べられた広い空間は、昔の小学校の教室のような、図書館のような懐かしい場所。誰だって長居がしたくなるはずです。
お食事からデザート、ドリンクまでメニューも豊富で、まさに雨の日にじっくり引きこもるには最高の場所なんです。
本と読書を切り口に様々なワークショップやトークイベント、展示会なども定期的に開催されているので要チェック。
まずはぜひ雨の日に訪れてみて下さい。晴れた日だってきっと楽しめるはず。
・住所/東京都港区西麻布2-21-28 スイッチ・パブリッシングB1F
・電話/03-5485-2134
・営業時間/11:00~19:00
・定休日/月・火(祝日は営業)*他不定休あり要チェック
http://www.switch-pub.co.jp/rainyday/
文学がお好きという方なら駒場公園の中にある「日本近代文学館」をご存知でしょうか?まさに本好きのメッカですよね。
その一角にある「BUNDAN COFFEE & BEER」は、壁面にびっしりと書籍が並ぶ大きな書斎のようなカフェ。マニア垂涎のレアな蔵書から、近代日本文学の名作、随筆、雑誌や漫画まで、独自のセレクトアイで選んだ読み物2万点が勢ぞろい。どれも閲覧可能です。
読書を楽しみながら美味しいコーヒーやビールを楽しむことができる、特別な場所なのです。
コーヒーや酒類、美味しい食事が提供されるのはもちろんのこと、コーヒー豆の販売、家具インテリアショップも併設しています。
家具は「書斎机」「タバコ屋のガラスケース」「アンティークランプ」など、どこかノスタルジックなビンテージアイテムばかり。
webサイトも秀逸で、例えばmenuの紹介ページでは、「コーヒー」「紅茶」「サンドウィッチ」などの飲み物や食べ物にちなんだ小説の一節が紹介されています。文豪が愛した食事や飲み物を再現するメニューなどもあります。
サイトを眺めているだけでとても楽しくて、行ってみたくなりますね。
晴れた日はテラス席も気持ちがよいので、ぜひ一度お出かけになってくださいね。
DATA
・住所/東京都目黒区駒場4-3-55(日本近代文学館内)
・電話/03-6407-0554
・営業時間/9:30~16:20
・定休日/日・月・第四木曜(日本近代文学館内に準ずる)
カフェ・アンジンは、代官山の複合施設T-SITEの蔦屋書店2Fにあるカフェです。
全国に展開している店舗で「新しい書店の在り方」を発信する蔦屋書店。
中でもこの代官山はまさにフラッグシップと呼ぶべき施設。「大人のための文化の牙城」「かつて若者だった大人たちに生活提案の場を」というテーマで計画されています。
そんな蔦屋書店の2FにあるのがCafé Anjin。
代官山アートフロントギャラリーによるアートコーディネートやインテリアが、高感度なオトナのアンテナに響きます。
階段を上がるとフロアの壁一面に鴻崎正武作の屏風絵がドドーンと。そしてぐるりとカフェの周りを囲む壁面シェルフには書籍や雑誌、オブジェ、アートで飾られ、カウンターの下部は本が積層された意匠になっています。間接照明を駆使した薄暗い空間全体に、なんとも言えないノスタルジックな空気が漂う、落ち着いた空間なのです。
意外と見逃しがちですが、素晴らしい家具のコレクションも一見の価値あり!ですよ。
そして、Anjinが普通のブックカフェと一線を画しているのは、まさに「日本のサブカルチャー図書館」ともいうべき、雑誌のバックナンバーのラインナップです。「BRUTUS」「POPEYE」「anan」「VOGUE」などのから建築雑誌「太陽」「平凡パンチ」まで、「かつて若者だった大人」に響く30000冊が勢ぞろい。それを手に取って読みながら美味しいコーヒーや食事、デザートをいただくことが出来ます。
カフェとしてばかりでなく、アルコールやフードもあるので、レストランバーとしても楽しむこともできます。デザートも秀逸で、夏場は天然水のかき氷が名物ですよ!
この空間美の中では時の経つのも忘れそう。雑誌や書籍、アートに埋もれて青春時代にタイムスリップしてみては?
DATA
・住所/渋谷区猿楽町17-1代官山蔦屋書店2号館2F
・交通/代官山駅から約5分
・電話/03-3770-1900
・営業時間/9:00~翌2:00(LO 1:00)
・定休日/なし
http://real.tsite.jp/daikanyama/floor/shop/anjin/
テーマは「人生における無駄で優雅なもの、ぜんぶ」。言い得て妙、素敵ですよね。
こちらは、あのブルーノートが手掛けるブックカフェで、名前の通りニューヨークのブルックリンをイメージしたモダンな雰囲気のカフェです。
圧巻なのは壁一面に3000冊もの本を並べた書棚。海外の本も多数揃っていて、「旅に出よう」「ちょっと不思議な話。など、愛嬌」テーマごとに集められた本は、背表紙を眺めているだけでも楽しい。
場所は新宿ですが、繁華街の喧騒を少し離れた地下1Fにあり、中に入れば異空間が広がります。まるでニューヨークにワープしたような心地に!
食事は本格的なステーキからデザートまで様々。ドリンクもアルコールからお茶まで。
色々なテーマの書棚の中から、宝探しをするようにあなたのお気に入りの本を探してみませんか?
DATA
・住所/新宿区新宿3-1-26 新宿マルイアネックスB1F
・電話/03-6457-7763
・営業時間/11:30~23:30(日祝~23:00)
・定休日/なし(マルイアネックスと同じ)
http://www.brooklynparlor.co.jp/shinjuku/
ブックカフェというには少しエッジの効いたセレクトの「本が読める」カフェ。
産地を厳選した「からだにやさしい」食事と飲み物を提供してくれます。自然光がたっぷりと射し込む、天井高く広々とした空間に、パンやカレー、スイーツなどの料理本や写真集が並んでいます。
産地にこだわる材料で作るフードは、手をかけすぎず、素材そのものの美味しさを引き出す工夫がたくさん。
もちろん、お酒、コーヒーやお茶、手絞りのジュース、自家製ジンジャーエールなど、「こころにもからだにやさしい」ドリンクを楽しむことができます。
そんな特別な場所だから「自分へのごほうび」に、のんびりと寛ぎたいものです。
集まるのは、お料理やパン作りがお好きな方が多いようですよ。あなたも本を眺めながら、お料理のインスパイアを受けて下さいね。
DATA
・住所/東京都武蔵野市御殿山1-2-1 御殿山デュープレックスR’S 2F
・電話/0422-24-9490
・営業時間/11:00~23:00
・定休日/不定休 *webをご確認ください
執筆:マイスマwoman's LABO 編集部