大嘗宮を見て来ました。皇位継承に伴う重要祭祀「大嘗祭」が行われた大嘗宮は、遠目ながらも厳粛な場でありかつ潔さのようなものを感じました。神事が行われた場所が一般公開された事により、生涯で2度とないだろう貴重な体験ができる!
11/21から始まった大嘗宮の一般公開。30日から乾通りの一般公開も開始するので、当初はそちらも併せて大嘗宮を見学しに行こう!と考えていたのですが、同じ事を考える人が多そうなので乾通り公開前に出かけました。
公開初日夜のニュースでは、開門時間の9:00には既に1400人もの列という事でしたが、その後あまり報じられることがなく、一応並ぶのを覚悟して朝から水分摂取は控えめにして出発!
坂下門まで長い列はできているものの、ゆっくり歩く程度に流れていて、立ち止まったのは荷物と身体のセキュリティチェック箇所くらい。紅葉した樹々や早咲きの桜などを眺めつつ歩いていくと、大嘗宮らしき建物群が見えて来ました。
見学は、ここからが案外大変!建物の周囲にはロープが張り巡らされ、警備にあたる宮内庁や警察の方達が「危険なので押さないでください!」「写真1~2枚撮ったら移動してください!」と連呼するのですが、なかなかそうスムーズには流れず(苦笑)
左右対称に建てられている建物群の、向かって右側から進み、中央正面に鳥居を見て、ぐるりと裏側へというコース。TVで見た大嘗祭儀式の様子は、装束やかがり火などでとても幻想的な印象でしたが、昼間見る建物はそういった雰囲気ではありませんでした。どんな儀式が行われたのだろう・・・そんな事を考えながら見学。
建造に携わった宮大工さんが、日本各地の木材を使用し、黒木造り(木造)と呼ばれる皮付丸太をそのまま使用する古代の工法で貴重な体験だったというようなお話をされていましたが、外からは見えない所も多く中はどのような造りになっているのでしょうね。
10億近い費用が一時期話題になっていましたが、工事費、材料費どうこうではなく、神事のために作られた建物を壊した後、使用された木材はどう処理されるのか気になります。
貴重で良質な材料でしょうから、有効活用されるといいなと個人的には思います。
とにかく、外観だけでも見学の機会を得られ、貴重な体験ができて良かった。
一般公開は今週いっぱい12/8まで。その後取り壊されてしまうので、興味のある方は見に行かれると良いと思います。紅葉も見頃ですよ!
■大嘗宮一般参観及び令和元年秋季皇居乾通り一般公開について
宮内庁 https://www.kunaicho.go.jp/event/inui-r01aki.html
プチ情報:利用した二重橋前駅の最寄り改札トイレは30分以上待つような行列が出来ていましたが、反対改札側はガラガラ。坂下門へ入ってからのルート上にも、簡易トイレが何か所も設置されていました。
・・・今回は望遠レンズ付けてカメラで撮ろう!と思っていたのに、イザ出かけようとしたら一眼レフカメラも、サブのコンデジもすべてバッテリー充電切れ!なんてことだ...
今日は撮るぞ~!な時は前日のバッテリーチェック必須ですね!
執筆:マイスマ制作チーム-S