どんな街が住みやすいかは人によっても変わってきますが、今回は子育て共働きの家庭を例として、埼玉県内で住みやすい街について分析してみました。
住まい選びに何を重要視しますか?間取り、面積、周辺環境、駅からの距離など重要ですね。住宅系ポータルサイトや一般紙でも、たびたび「住みたい街ランキング」は特集されていますよね。
各種の子育て支援サービスはもちろんのこと、とりわけ共働きの子育て世帯にとって、子供の安全やママの働きやすさなどが重要です。各種行政サービス、保育園や学童保育の待機児童数などは外せないチェックポイントではないでしょうか?また物騒な事件が頻発する昨今、子供の留守番が心配です。犯罪率も気にしたいですよね。
「共働き子育て世帯」を応援したいマイスマ総研では、パパが都心で働き、ママが地元で働く世帯を想定し、ポイントを絞り込んでワーキングマザー(以下ワーママ)のための「埼玉の住みやすい街」を検証。ランキング形式ではなく、競合する駅との比較という切り口を交えて「埼玉の住みやすい街・駅ベスト5」を紹介いたします。
今回想定した世帯は、パパは都心に、ママは地元周辺で働き、小学生までの子供がいる世帯。夫婦はともに30代前半で世帯年収は500~600万円、祖父母の育児支援が受けられない単世帯です。
優先したのは①都心アクセス②ママ向け求人情報数③有効求人倍率④犯罪発生率⑤交通事故発生率⑥待機児童率⑦認可保育園保育料⑧幼稚園補助金⑨学童保育料など。
パパの通勤時間は育児参加に影響するという前提で、都心への通勤1時間圏内を前提にし、様々な項目を比較検討。上記①~⑨以外に賃貸相場や地価も考慮した他SNSのクチコミや街の声など定性的な情報も検証しました。その結果、ワーママを応援したいマイスマ総研おススメの街を、埼玉中央・西・東の各エリアから合計5駅をピックアップする形でレポートしました!
※今回はゴミの分別など公共・環境のジャンルや国民健康保険税は検証から外しました
※認可保育園は、市税所得割が20万円の世帯で、保育園児については0歳児を、幼稚園児は三年保育の3歳児を想定しています
【データ出典・推奨サイト】
戸田公園駅(出典:https://ja.wikipedia.org/)
都心に通勤するパパたちから見ると東京のお隣の川口市と戸田市はどちらも都心へのアクセスが魅力的で、この2市を比較検討するケースはとても多いようです。沿線の価値は川口駅を通る京浜東北線の方が上だが、埼京線でも「戸田公園駅」は快速停車駅なので遜色ないように思われます。ただし、乗車率が高いので、ラッシュは通勤時間を早めるなどして回避したいところです。
「戸田公園駅」界隈はこの10年で発展した街なので、新しいマンションが多く街並みは整然としています。
コミュニティも大変オープンで、ママ友同士の「地元ノリ」で疎外感を感じることもなさそう。他の街から転入してきたママ&子供たちにとっては大きな安心材料ですね。駅徒歩4分の戸田中央総合病院もは内科・小児科をはじめ診療科目が充実しており、頼もしい存在です。
戸田公園など、川辺に緑豊かな公園が点在し、子育てには最適です。有名大学ボート部の練習風景や夏は「戸田橋花火大会」が名物で、花火6000発が打ち上げられ、毎年40万人以上が訪れます。
保育料は川口とほぼ同じですが幼稚園の助成金は川口より2万円程度多く支給されます。保育園の時間外も充実しており、その影響もあって幼稚園の時間外対応も増えているようで、ワーキングマザーにはうれしい傾向です。
市内の女性向けのパート求人数も少なくないですが、池袋まで15分の好立地なのでいっそ都心で就職した方が仕事の選択肢も多く、収入も増えそうです。買い物は「Beans」が22時まで営業しています。通勤帰りのお買い物に便利だし、駅直結だからパパにも気兼ねなくお願いできそうです。
競艇場の税収のために市民税がとても安いのもこの街の特長。競艇場の影響で治安が悪く思われがちですが、街も整然としており駅周辺の放置自転車などもなく、大変行き届いています。
これまで川口に傾いていた方、駅からの距離が同じなら「戸田公園駅」の方が賃料や物件購入価格が低く抑えられます。逆に同じ物件価格(賃料)ならば築年数の新しい広めの物件に住むことができそうです。もう一度ご家族の優先順位を整理して、再検討してみてはいかがでしょうか?
首都圏有数の文教地区であり、一日の乗降客数10万2,000人という沿線屈指のターミナル駅です。北口には埼玉最難関の名門・慶應志木高等学校の37,000坪の緑豊かなキャンパスが広がる他、立教大学と立教新座高等学校も住所は新座市だが最寄は志木駅南口。駅前通りを抜けると右手に現れるチャペルは地域のシンボルです。そのほか近年共学化し進学校として変革しつつある細田学園や、隣の朝霞台には東洋大学朝霞キャンパスがあるなど、私立伝統高が並びます。そのほか人気の学習塾や英会話教室、幼児教室なども駅周辺に数多くあり、このエリア一体が埼玉屈指の文教地区として名高いのです。
志木駅の所在地は新座市。志木駅は志木・新座・朝霞の三市の住民が利用します。その中心となる志木は、市内全域が住宅地として整備が進み、すでに成熟の様相を呈していますが、市政誕生から40年以上経ってなお、毎年世帯数が増加し続けているのです。更に、ここ数年駅の両側に大型マンションの建設が続いており、今後ますます30代共働き層にとって注目したいエリアとして発展しそうです。
志木駅と繋がるマルイファミリー
埼玉西部で比較検討されがちな駅は、お隣の「朝霞台駅」。東武東上線とJR武蔵野線「北朝霞駅」との2沿線乗り入れという通勤利便性では「朝霞台駅」も捨てがたいですが、ワーママ目線で見ると文教都市×商業都市という希少性で志木に軍配が上がります。
マルイファミリーでは食材もデパ地下並みに充実しているため、夕方は帰宅前にお惣菜を買う人で賑わいます。ファッションから美容、カルチャーまで網羅しているため、最寄り駅で衣食住が完結する時短効果はワーママの強い味方。駅周辺で大型書店やスポーツクラブなどライフスタイルすべてを網羅する充実ぶりはうれしい限りで、カフェやバル、リストランテやパティスリーなどママ友とのランチや記念日に夫婦で予約して出かけたいオシャレなお店も多数。
そう、ワーママが笑顔で夫や子供に接するためにはこの「息抜き」「ストレス発散」重要です。カフェやお買い物も気分転換のカギを握る?!
志木は交通公園や小規模公園が市内に点在している他、少し足を延ばせば豊かな自然が広がるのが志木エリアの特徴。買い物の利便性はもちろんのこと、休日にリラックスできる環境も身近にあり、大人も子供も家族みんなが嬉しい住環境なのです。
市の保育園と同等の条件で入園できる民営の認可保育園も11園もあり、生後二か月目から受け入れてくれるのもうれしい。更に特徴的なのがおむつの無料配布システム。満一歳の誕生日の前の月まで、おむつ35袋を市が無料配布!これから更に若い世帯を迎え入れたい自治体の思いが伝わる施策ですね。
緩やかなアップダウンが形作る街並みの美しさは、きっと住まい手の心を癒してくれますよ!
さいたま新都心駅(出典:http://edward.net/work/344/)
さいたま新都心は、首都機能の一端を担うことを目指して2000年に誕生した地方都市。旧大宮市・浦和市・与野市にまたがるJR操車場跡地に建設され、埼玉県の行政や商業、文化機能が集約されたさいたま市の中心的エリアの玄関口にあたります。埼玉県のキャッチフレーズ「21世紀の彩の国」をリードする新都心として、人・モノ・情報が行き交う創造的で楽しい都市空間を目指した街づくりを行っています。
スポーツやエンターテインメントや文化の発信基地である「さいたまスーパーアリーナ」には県外各地からも多くの人が訪れる街であったが、これまでのJR京浜東北線・宇都宮線・高崎線の他に2015年に新線「上野東京ライン」が開通し、都心主要駅への交通利便性は更に向上しました。
2015年には巨大商業施設「コクーンシティ」も誕生し、さいたま市の人の流れがまた大きく変わることになりそうです。
さいたま新都心駅(出典:http://www.katakura.co.jp/business/service/property/01/index.htm#prettyPhoto)
比較検討されがちな駅は「大宮」「浦和」。いずれも都心へのアクセスでは「さいたま新都心」より優れていますね。今年開通の「上野東京ライン」も埼玉県内では「大宮」「浦和」「さいたま新都心」の3駅です。
ただ、「大宮」「浦和」ともにその地価の高さは日本有数。徒歩10分圏内に築浅マンションで専有面積70㎡台の物件探そうと思うと、相場は中古マンションでも4000万円前後となり、世帯年収600万円台の家族にはなかなか手が届きません。
一方「さいたま新都心」は、大宮や浦和と都心へのアクセスは数分しか変わらず、地価や賃料相場は手の届きやすいものになっています。また、新しい街なので比較的築年数の少ない物件が多いです。「商」の大宮力・「学」の浦和も利用しながら、「住」はさいたま新都心という生活スタイルはいかがでしょうか。
まず「大宮」は全てにおいて「さいたま新都心」より利便性が優れているものの、治安については県内ワースト1位でもあります。繁華街や歓楽街の多さは、子供の行動に目が届きにくい共働き子育て世帯にとっては特に好ましくないものです。また、街がごちゃごちゃとしていて、買い物や交通など便利だけれど住むにはちょっと…という方も多そうですね。
「浦和」は国立大学の「埼玉大学」があり、公立のナンバースクール「浦和高校」「浦和一女」中高一貫校「市立浦和」や私立一貫校「浦和暁の星」「浦和ルーテル学院」など数多くの学校がある日本屈指の「文教都市」であることから、東京の文京区同様に他のエリアから教育水準の高さを求めて転入して来る家族も多いのです。自然、教育熱心な専業主婦世帯が多く、特に京浜東北線沿線の「浦和駅」「北浦和駅」周辺には幼稚園から能力開発やお受験系の塾通いするのが当たり前という層が多く住んでいます。もちろんヤンキー率は埼玉で最も低いでしょう。「浦和」は、もはや街がブランド化しているのです。
県内で最も学力の高いエリアであることから、他エリアに住んでいる時は塾に通わなくても成績が良かった子が、浦和に転入したら急に劣等生になったというのはよく聞かれるお話です。
埼玉の私立高校は「北辰テスト(業者模試)」+「内申点(通知表)」で入学の確約を取ることができます。内申点は学校単位の評価なので、全く同じ実力の生徒が他エリアでは高い内申点を取れてもでも浦和エリアだと内申が下がるということです。ただし、近年浦和エリアの公立進学校が内申より当日のテスト重視にシフトしつつあるので(学校ごとに比率を公開)このデメリットは若干解消されています。
幼小中高と毎日の塾通いが当たり前という家庭も多く、周りの子供も塾通いなので「もっと遊びたい」「なぜ自分だけ?」といったストレスを感じることは少ないようです。進学塾も浦和校には優秀な先生を配置するといいますし教育インフラは整っています。優秀な友達に刺激を受けて切磋琢磨しながらグングン学力をつけさせたいという教育熱心な家庭には素晴らしい環境ですね。
ただ、青春時代はのびのびと遊びや部活やスポーツ優先と考える家庭にとって浦和転入は親子ともども、それなりの覚悟、又は割り切りが必要です。夏期講習や冬期講習は、早朝からお弁当を三つ持って塾に行くなど、共働き世帯では受験期に母親の負担が相当あることを視野に入れたいですね。
大宮・さいたま新都心・浦和エリアはサッカーの盛んなエリアでもあります。ジュニアクラブチームの活動なども盛んなので、文武両道の風土も古くから根付いていますよね。スポーツの力を借りて上手に子供の自立を促すことも可能かもしれません。
越谷レイクタウン UR構想パース(出典:http://www.ur-net.go.jp/urbandesign/project/nt3.html)
越谷レイクタウンは国の事業創設から20年を経た2008年、JR武蔵野線に新駅「越谷レイクタウン駅」が開通して正式に街開きをした大規模ニュータウンです。開発総面積は約225ヘクタール(東京ドームの約50個分)、予定計画人口22,400人の大プロジェクトです。河川調整池事業や敷地面積34万平米、日本最大のショッピングセンター「イオンレイクタウン」はソーラーパネルによるCO2を20%削減するなど環境に注力したエコストアです。シネコン、スポーツクラブ、ファッション、美容、カーショップ、植物店、自転車店、スーパー、インテリアショップ、病院、書店などライフスタイル全てを網羅し、テナント数は、駅前には新築分譲マンションが、調整池の周りや高校や駅周辺には大規模分譲住宅地が着々と開発を進めています。そんな「越谷レイクタウン駅」の住宅の取引価額平均単価は前年比179%(+30.7万円)と大幅に上昇しており、有楽町線の乗り入れ案もあるなど、利便性と資産価値はこれからも伸び続けると思われます。
住友不動産、大京、大和ハウス工業等が販売中の大規模新築分譲マンションには、共働き世帯のワーママに嬉しい宅急便やクリーニングを受け付けてくれる「コンシェルジュサービス」やマンション内コンビニ、ライブラリースペース、雨の日に遊べるキッズルームや、育児サークルなどが利用できるコミュニティスペースなどが備えられている。中には、保育園付のマンションもある。保育園は、この他駅前に大型の公立保育園があり、近くには大きなコインパーキングもあるので、着替えやお昼寝用布団など大荷物の持ち帰りに車を利用するパパママにも大助かり。よく県内の保育園の送迎時に見受けられる駐車場渋滞や駐禁取締風景などもレイクタウンでは問題なさそう。
駅の北口には大和ハウスや東急の分譲地が販売中。こだわりのランドスケープを形成しつつあります。駅の南口は地元埼玉の最大手ハウスメーカーPOLUSグループの分譲ブランドが勢揃いし、それぞれ違ったコンセプトで海外のリゾート地をほうふつとさせる美しい街並みを形成しています。その他これからも多くの分譲住宅、賃貸マンションが建設予定で、病院やレストランも続々建設中です。
いずれの分譲地も遊具を備えた大きな公園の近くにあり、車が通り抜けられない工夫がされているため、小学生同士で遊んでもそう心配がありません。
最も大きい大規模調整池は上野の不忍の池の三倍の大きさで、完成から数年経つため生態系が育ちつつあり、秋は虫の声が楽しげです。池の東側には手ぶらで楽しめるバーベキューコーナーが!時にはパパがBBQで男の料理をふるまい、ママをもてなしてあげましょう。お子様と水辺の植物や昆虫を観察したり、週末は自然を満喫できますね。
マイスマ編集部撮影
越谷レイクタウンのもう一つの顔、意外と知られていないのが「ペット共生」の街であること。アウトレットモールの敷地内はペット同伴が可能です。ペット入店OKの店も多いのです。ペット用品店のdog deptはレストランも併設しており、ペット用のメニューも多数提供しています。他にもテラスのみペット可なレストランやカフェがあり、ペットと食事やお茶を楽しむ姿があちらこちらで見受けられます。たまにはワンちゃんも一緒に外食を楽しむのはいかがでしょうか?
アウトレットだけではなく、イオンモールmoriも東側玄関はペットと歩きながら入店でき、かなり広い面積をペット連れで過ごせます。moriにはペットショップや動物病院があるほか、ペットのしつけの学校もありますよ。kazeにもペットショップがあります。レイクタウンにはこのようにペット向けの施設が多く、グルーミングや一時預かり、ペットホテルもあります。家族旅行も安心して出かけられますね。
レイクタウンの新築分譲マンションはすべて「ペット可」。脚洗い場はもちろん、エレベーターはフロアのボタンの他に「ペット」ボタンがあり、アレルギーの方への配慮などがされています。また、賃貸マンションの建築ラッシュでもあるレイクタウン。シャーメゾンの「ペット可住宅」などペット可賃貸も続々建設されています。公園や遊歩道が多いエリアなので、自然と愛犬家が集まってきますね。夕方は街のあちこちでペットを通じたコミュニティが楽しめる他、土日のオフ会なども見かるようになりました。
共働き世帯では子供の情操のためにペットを飼いたいというお考えもあるでしょう。ペットとのライフスタイルを大切にしたい方にとって、レイクタウン周辺はとても恵まれた、付加価値の高いエリアです。お子様はお留守番の合間にペットと散歩するなどのお手伝いも出来るし、鍵っ子の寂しさも紛れますね。子供一人でペットとお散歩するにも、レイクタウンなら夜まで街が明るく道路も整然と見通しがよく、暗い路地などがありません。街の公道の全てに広めの歩道があるため、自動車の歩行者巻き込みや、自転車と歩行者の接触事故の心配もわずかで、防犯や交通安全面ともに安心な街なのです。
「南越谷(スカイツリー線「新越谷」)」とどちらにしようと悩まれる方も多いようです。
レイクタウンは新興のニュータウンですから、整然と立ち並ぶ住宅街の街並みの美しさや、池周辺の自然の美しさが自慢。新越谷の一つ隣と思えないほどゆったりとした「郊外」という言葉がぴったりな街です。下の写真など、カリフォルニアのサンタモニカ?と見まごう夕景。埼玉県の越谷市なんです。
また、風紀や治安についても気になります。新越谷駅前には大きなパチンコ屋さんがあり、夜になると呼び込みも多く、繁華街特有の雰囲気があります。治安や防犯面においてはレイクタウンの方が遥かに安心ですね。人口も増えていますから、これから「南越谷」並みに駅前に学習塾が増えていくことでしょう。
ただ、日比谷線や半蔵門線が乗り入れるスカイツリー線とJR武蔵野線が交差する「南越谷」は、明らかにその交通アクセスは魅力的です。
また「食」も、レイクタウンエリアで食材を調達するとなるとkazeの「マルエツ」moriの「イオン」又は新しくできた「スーパーカスミ」というスーパーの三択ですが、「南越谷」駅ビルの「VARIE」はデパ地下並みのお惣菜店やスイーツのお店が勢ぞろいなので、通勤帰りにお値引きの惣菜を買って手抜きしたいワーママには強い味方です。
VARIEは食品レジが統合されて買いやすくなったものの、生活雑貨や衣料品などトータルでは物足りない品揃えとなります。駐車場も高架下なので、雨の日は一度外に出てしばらく歩いてからVARIEに向かうアプローチが不便です。近くのダイエーの駐車場を利用し、両方の店舗で買い物をすればすべて網羅しますね。
その点、雨にぬれずにお買い物や習い事、病院、エステにスポーツクラブまでオールインワンで賄えるレイクタウンは圧倒的に便利です。特に「時短」のプライオリティも高く、保育園の帰りに子供の手を弾きながら買い物…などというシーンが日常であるワーママにとって、メリットは多いでしょう。
また、風紀や治安についても気になります。新越谷駅前には大きなパチンコ屋さんがあり、夜になると歓楽街の呼び込みも多く、駅の両側共に独特の雰囲気があります。治安や防犯面においてはレイクタウンの方が遥かに安心ですね。
学習塾など南越谷駅周辺に多いですが、レイクタウンも急激に人口も増えていますから、これから新越谷並みに学習塾も増えていくことでしょう。街の今後のポテンシャルも含めて総合的判断で、マイスマ総研ではレイクタウン駅を推します。
所沢はプロスポーツの街であり、日本の航空発祥の街であり、ショッピングの街であり、アミューズメントの街であり、トトロの森の街でもあります。その中心となるのが「所沢駅」です。
所沢駅前は2013年の駅舎改築工事から再開発が進み、西口も東口も大きく生まれ変わろうとしています。西口の土地区画整理事業は5万3000平米に及ぶ面積で、東口は1万9000平米。まだ少し時間がかかりそうですが、工事完了がとても楽しみです。
市民調査からも「これからも住み続けたい」と希望する方の比率が高く、平日は仕事の利便性が良く、週末のアミューズメント性も高く、市民に愛されている街だということがよく分かります。シンボルとも言える航空記念公園は就学前の幼児から中高生まで、遠足や社会科見学に、お年寄りのサークル活動に、老若男女に愛される大変大きな公園です。広さ50ヘクタールの敷地に芝生の公園やイベントステージ、茶室や池、滝などの他、スポーツ施設もある市民の憩いの場です。自衛隊の航空ショーには毎年県外からも大勢の観光客が訪れます。
トトロの森は宮崎駿監督の映画「隣のトトロ」の舞台となったと言われる狭山丘陵の自然保護のために「公益財団法人トトロのふるさと基金」が丘陵の森を保護する活動を行っています。クロスケの家などに訪れる人も多く、所沢市の観光スポットとなっています。
このように所沢は自然豊かで子育てに最適な土地でありながら、都心へのアクセスも大変よく、商業も盛んで、バランスのよい街です。市の財政力も高く、有効求人倍率も県内有数の高さを誇ります。また、保育園の待機児童数も少ないので、ワーママにとっては暮らしやすい、子育てしやすい街なのは間違いなさそうです。
所沢航空記念公園(出典:http://www.parks.or.jp/tokorozawa-kokuu/museum.html)
最近では2015年6月に記者発表された、株式会社KADOKAWAと所沢市による「COOLJAPANFOREST構想」が話題です。旧所沢浄化センター跡地にKADOKAWAが建設する工場を、所沢市の図書館・美術館・博物館を融合した日本初の施設とするという計画です。クールジャパンの本拠地として世界に発信するのです。文化コンプレックスと街づくりの実現。埼玉が「日本初」「日本代表」って考えただけでワクワクしますね。
よく競合する川越市ですが、「小江戸」という観光の視点からみたら所沢よりも集客力ははるかにあります。しかしながら、子育て世代のワーママにとって、遊園地や大規模公園など自然豊かであること、保育料の高さや待機児童数などで勝る所沢の魅力が上回ります。またすでに成熟しきった川越と比べて所沢駅周辺の再開発や、東所沢エリアの文化構想など、その将来性には注目したいところです。川越はたまに遊びに行く街としてちょうといい距離感ですね。5年後の街の姿もしっかり見据えて、マイスマ総研では所沢駅の未来像に注目いたします!
埼玉には運動施設が充実している公園が多く、ランニングしやすい環境が整っています。
こちらのページでは、ランニングスポットに近い賃貸物件をピックアップして紹介しています。
https://maisuma.jp/chintai/pickup/saitama_running
埼玉県を地盤とした不動産会社です
執筆:マイスマwoman's LABO 編集部