新築一戸建てやペット可の新築マンションでペット、特に室内犬と快適に暮らすための対策をご紹介します。臭いや抜け毛、爪傷、床の滑りやすさなど、気になるトラブルを未然に防ぎ笑顔で過ごしたいですね。
入学、就職、転勤など、春はライフスタイルが大きく変わる季節。
暖かくなると途端に活動的になり、マイホーム購入を考え始めたり、具体的な物件をお探しになったり、何かしらアクションを起こしている方も多いのではないでしょうか。
もしかしたらすでにお引越しを予定、または完了した方もいらっしゃるかもしれませんね。
そして、マイホームを購入した方の中には、この機会に念願のペットとの暮らしをと思っている方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、一戸建てやペット可のマンションでペット(特に室内犬)と快適に暮らすためのベーシックな対策を3つご紹介します。
可愛いペットと毎日笑顔で楽しく過ごせるよう、お役に立てれば幸いです。
新居でペットと暮らすとなると、まずは臭いが気になります。そもそも犬猫特有の体臭がありますし、また、幼少期のトイレトレーニング期には失敗することも多く、うんちやおしっこなど排泄物の臭いは最も気になりますね。
最近人気の小型犬の場合、ペットショップの説明や書籍などでも「ほとんど散歩が要りません」という表記の犬種も多く、そういう超小型犬や外に出さない猫ちゃんの場合ペット用のトイレで排せつすることになります。排泄物のあの独特の匂いも、新築のマイホームともなれば、とても心配です。
特にリビングやダイニングにペット用ケージを置くケースは多いものです。新居を購入することで来客や、泊り客なども増えたりしますから、結構深刻な問題ですよね。慌てて換気しても追いつかないことも多く、手っ取り早く消臭するグッズを用意しておきたいですね。
ペットの消臭対策には様々な方法や商品があります。一番手軽なのはシュッと吹きかけるスプレー散布型の消臭剤ですが、このところ健康面での問題が厳しく指摘されています。
(参考:田中優の‘持続する志’http://tanakayu.blogspot.jp/2016/01/blog-post_23.html )
単に消臭すればよいというものではなく、エコロジカルで、人間やペットに無害なものを選びたいですね。エコロジーに配慮しつつ、簡単便利で安心かつ安全、効果も持続するという厳しい条件でスプレー系商材を探ってみました。すべての条件に合うスプレーは意外と少ないですね。
食塩水を電気分解した安心安全の電解機能水。ペットの体臭除去、ペットトイレの消臭・除菌。ペット向けに濃度やph値を調整済みで動物病院でも導入。抗ウイルス効果検証試験実施済みで安心。
・シュッとしてヒノキの森「ORGANIC PLANTS & ROOM FRESH WATER」
木曽ヒノキから抽出した天然の蒸留水のフレッシュウォーター。天然素材100%。化学合成物質ゼロなので、子供やペットのいる家庭でも安心です。ヒノキ特有の香りの良さだけでなく、消臭除菌効果もしっかりのすぐれものです。
そして、万一ペットが粗相してしまった場合のお掃除は、EP CLEANERというクリーナーが安心です。界面活性剤などの化学物質ゼロで、残留化学物質もないので、ペット製品やペットのケージやベッドなどにも安心して使用できます。家じゅうどこにでも使えて健康面の心配もないとは、なかなかの優れものクリーナーですね。
また、部屋の片隅にペット用のトイレを設けている場合は下記のようなマットをトイレの下に敷くことをおススメします。脱臭機や空気清浄機、消臭剤と合わせて使いたいですよね。
文字通り奥だけで消臭にも滑り止め対策にもなりますね。
こちらは日本社会福祉愛犬協会推奨だそうです。気になりますね。気になるペット臭をすぐに分解・消臭、効果は10年以上とうたっています。
・ホームタイル カーペット(nittan 日本絨氈株式会社 )
こちらはインテリア性が高く、デザインのバリエーションが豊富です。選ぶのが楽しくなりますね。
また、コストは大きいけれど、効果を継続させたい場合には、脱臭機や空気清浄機を併用することも検討しましょう。
イニシャルコストに加えて電気代が気になりますが、寒さのために頻繁に換気できない冬の間だけフル稼働させて、他の季節は窓を開けたり時間を決めて使用するなど節約対策をしてはいかがでしょう。
富士通はズバリ「脱臭機」、アイリスオーヤマも「ペット用」と、ペットに特化した商品を販売していますね。
こうしてみると、なんだか、みんなロボットアニメのタイトルみたいなネーミングで、とても強そうです。「頑固な臭いを撃退!」っていうイメージを訴求しているのでしょうね。
臭いに比べると、抜け毛問題は意外とみなさんペットを迎え入れるまではノーマークなのです。飼ってから、特に初めての冬場を迎えてコートなど衣類についた抜け毛で気づく事が多いようです。人気のトイプードルやヨークシャーテリア、シーズーなどは抜け毛が少ないようですが、他、多くの種類が抜け毛しますね。猫も同様で、更に細い抜け毛の種類が多いようです。人気のロングコートチワワなども、見た目がフサフサでシルキーで愛らしいですよね~。
これまたペットショップのうたい文句やチラシの表記の落とし穴なのですが、「トリミング不要」と聞くとつい「ペット美容院のカット代節約出来てよかった~!」と安易に飛びつきがちなのです。「トリミング不要=抜け毛が多い」ということなのですが、一言添えてくれる店員さんがどれほどいるでしょうか?初めて犬を飼う方にとって、見抜くことのできない問題ですよね。
ライターの私もまさにその一人で、「やったー!!毎月5000円のトリミング代が浮くぞ!シャンプーだけならワンコと一緒にお風呂に入って洗っちゃえばいいし、、、」と思ったら、なんとも長~い抜け毛に毎日毎日悩まされることに。特に抜け毛のシーズンは一日二回掃除をしています。
まして、我が家のワンコは白と黒のミックス色なので、白い服を着たら黒い抜け毛がつくし、黒い服を来れば白い毛が目立つ。結果、グレーの服ばかり着ています。ムキ―ツ!!!
私の服についた抜け毛のせいで、私の行くところは、職場から車の中からどこでも毛だらけ。掃除機も先端のブラシの回転が悪くなりすぐにターボが効かなくなるし、洗濯機のフィルターも犬のけだらけ、バルコニーの排水口も洗濯物から落ちた毛だらけ。かなりのストレスなのです。もちろんすべての部屋に衣類用のコロコロが備えてあります。。。
そして本人(本犬)にもかなり深刻な実害が。お掃除を少しさぼると毛がたくさん落ちて餌の中に入ったり、毛づくろいの時にいつのまにか口の中に入って、胃の中に蓄積されます。苦しそうに何かを吐き出したと思ったら目を疑うようなウ○チ大の圧縮毛。医者に相談したところ、あまり放置すると手術になると言われました。
ペットにとっても苦しくて可愛そうなのはもちろん、万一病気や手術になったら浮いたトリミング代の何倍も医療費がかかりますね。
そこで色々と対策を考えてみます。まず思いつくのが自走型お掃除ロボット。幾つかのサイトでおススメされていました。
「よし、仕事に行っている間に抜け毛対策しちゃおう!」と思ってみるも、とにかく正規品の最新型は高いですよね。我が家は購入を検討する際に試しに友人宅から○ンバを借りてみました。
買う前に借りてみて大正解で、我が家の場合は一日でワンコが軽くノイローゼに…。総毛立ってウーーガルルルです。めったに吠えない犬種なのに、吠えたり噛みついたり相当なストレスだったようです。
「そのうち慣れる」という説がネット上で濃厚だったのでしばらく使ってみましたが、とうとう○ンバに慣れることはなく、購入を見送りました。
ですが、これについては数年前の海外のサイトの記事にあるように、対策があります。
http://www.wsj.com/news/articles/SB121314664909963011?mod=2_1571_leftbox
お掃除ロボットに名前をつけて、ご主人さまが「犬の前で自走型ロボットをきつく叱る」という作戦です。かなりの方が成功しているので、試してみる価値はあるかもしれませんが、高い買い物をする前に、お友達に借りてみることをおススメします。
結果、我が家の抜け毛対策は、下記の複合策となりました。
空気清浄機は、臭いと抜け毛の問題をダブルで解決する吸引力の強いものをおススメします。
我が家ではシャープのプラズマイオンクラスターを以前から持っていたので取りあえず利用していますが、毎日吸気口にペットの毛がびっしり集まります。臭いも、清浄機を付けている時と付けていない時は全く違う。驚くほどの効果です。
他、猫カフェなどで良く利用されているのがダイキンの空気清浄機。こちらも脱臭効果や抜け毛を吸い込むなどお客様の声が多数寄せられているようですよ。ペットショップや猫カフェなどに実際に行ってみて、何がプロの間で使われているのかを自分の目で見てくるのがよいかもしれません。
特に空気清浄機などの高価なアイテムをこれからお買い求めになる方には、最初にご紹介した脱臭機などを合わせてご検討いただくのをおススメいたします。
イニシャルコストはかかりますが、臭いや手入れ、脱臼予防まで網羅する対策方法は「フロアコーティング」です。
「ペットを飼っている限りフローリングが傷ついたり汚れたりするのはある程度仕方ない」こう考えてしまってはいませんか?ペットのことは好きでも、傷や汚れまでは好きになれないですよね。
ペットの爪傷やトイレの失敗などは美観が損なわれるだけでなく、掃除の手間も増えて時間を奪われてしまいます。せっかくペットを飼ったのに手入れや掃除ばかりに追われていては癒されるどころかストレスが溜まるばかり。
傷や汚れを未然に防ぎ、手入れにも時間をかけたくない忙しい方は、コーティングを検討しましょう。ペットによるフローリングの傷、汚れを防ぐためだけでなく、滑って怪我をする危険性を少しでも減らしたいですよね。
犬や猫の体は、屋外を裸足で動くようにできており、爪や肉球で大地を蹴って進みます。しかし、フローリングの上ではグリップがききにくいため、滑ることがあるのです。初めてペットを飼う方は、ツルツルしたフローリングだとペットが移動しにくいだけでなく、怪我の原因になり得るものという認識をもってください。滑り止めのラグやカーペット、マットをリビングのところどころに敷くのも有効です。(ただし美観の問題がありますが・・・)
また、トイレトレーニング中のオシッコの失敗を放置するとアンモニアによる変質が起こりますね。そんな時は無機系のコーティングをおススメします。アンモニアやカーペット洗浄剤との融和性がないので、混じり合わず、変質もしません。黄色い金切り声を上げてペットを叱りつけるより、笑顔でサッとお掃除したいものですね。
イニシャルコストはちょっと高め。でも、長く安心して暮らせて、手間いらず。余った時間は趣味に有効活用したり、ペットと思い切り遊んであげて下さい!
ツヤが控えめで美観を損なわず、爪傷にも強い耐久性を示す。食品衛生法に基づく試験でも検証済みで「ペットやお子様が舐めても大丈夫」と謳うほど安心でエコロジカル。そんな理由からおススメなのはガラスコーティングEPCOATです。
たくさんの業者がありますが、第三者機関の検証結果を多く公開していて、ショールームで実際に触ったり寝転んだり確認できるのも安心ですね。
執筆:マイスマwoman's LABO 編集部