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【どう乗り越える?「小1の壁」】ワーキングマザー注目!全国の「個性派」学童保育】

「保育園落ちた」というブログが話題になりましたが、「小1の壁」というキーワードも話題になっていますね。 無事に保育園の入園をクリアしても、卒園したら今度は小学校入学、「小1の壁」に直面です。それを解決してくれる学童保育の「今」について書きました。

小1の壁

 

電車通勤しているワーキングマザーのケーススタディ

神奈川県Nさん(30代後半)の場合

 

「一人目が保育園に入って2年目に2人目を出産し、育児休暇を取得しました。出産後、下の子も運よく保育園に入所することが出来ました。育休中にマイホームも購入し、新居での生活が始まりました。

育休が明けて、さぁいよいよ復職。最初は上の子と下の子が別々の保育園になってしまい、送迎や行事には本当に苦労したけれど、途中から2人とも同じ保育園に転園出来たし、晴れてこの春に一人目を卒園させることができました。

やったー!!…ホッとしたのもつかの間、今度は上の子の学童保育問題が浮上しました。長男が通う小学校の施設の中には学童保育がなかったので、学童保育を備えている隣の小学校まで20分、自分の足で歩いて通っています。

何かと物騒な事件の多い時代です。小1の子が遠くの学童保育から夜7時過ぎに歩いて帰宅するのを毎日心配しながら通勤電車に揺られています。夏場は7時くらいまでは明るいけれど、冬の帰り道を思うと今から不安でなりません。

上の子もお迎えに行きたいのですが、仕事が終わって下の子を保育園に迎えにいくと学童保育の下校時間を少し過ぎてしまいます。私の通勤時間は片道40分、都心に通う主人は片道70分。主人は残業も多いので子供の送迎で頼ることは出来ず、どうしても私が一人で子供たち二人をお迎えに行かざるを得ません。

最近は真剣に退職を考えて夫婦で話し合いを始めています。あるいは住み替えもありかもしれません。家のローンや教育費を考えると今の仕事は続けたい。家を買うときには保育園のことばかり考えており、学童保育サービスは全く検討していませんでした、、、」

 

今まさに育児と仕事の板挟みの真っ只中にいるNさんのお話には身につまされる思いでした。これが、日本の働き盛りに立ちはだかる「小1の壁」の実情なんですね。

 

 

保育園を卒園した子供を抱える世帯が直面する「小1の壁」問題

保育園とは違い、小学校は夏休みや冬休みなどは休校になるので、ワーキングマザー(以後ワーママ)にとっては仕事を継続できるかできないかの切実な問題です。まさに目の前に大きな壁が立ちはだかります。

また、20代後半で出産したワーママは、子供が小学生になる頃には30代半ばを迎え、キャリアアップにとって大切な時期にも差し掛かります。同年代の男性社員が徐々に昇格していく中、育児と仕事の狭間で最も苦悩するのもこの時期のワーママです。子供の放課後問題はすなわち日本の労働力問題でもあり、日本経済にも大きな影響を与える重要な問題なのです。

国も制度を整え初めて、2015年4月には「子ども・子育て支援制度」をスタートさせました。学童保育の指導員のための資格「放課後児童支援員」を設け、これまでの小学校3年生までという基準を6年生までに引き上げるなどの措置を行い、保育の質の向上や待機児童問題の解消に取り組みつつあります。

学童保育サービスは「学童保育」「放課後児童クラブ」「アフタースクール」など呼び方も機能も様々で、運営母体も様々です。最近は共働きや母子家庭の比率が高くなっているため、公営の学童保育の待機児童は右肩上がりで急増したため、民営の学童の新設数が増えています。

自治体に認可されたNPOの学童保育や大手企業がフランチャイズ経営する「アフタースクール」と呼ばれるデイケアサービス、学童保育の機能を備えた塾など、様々なシステムやサービスがマスコミでも頻繁に取り上げらるようになりました。

公立の学童保育は小学校の空き教室を利用したり、小学校の敷地内の空き地にプレハブを設けているケースも多いのですが、必ずしも1つの学校に1つの学童があるとは限りません。民営の学童は複数の学校の中間地点に位置していたり、両親の送迎に配慮して駅近だったりと、立地も様々ですよね。

今回は公立・民間に関わらず、ユニークなプログラムや付加価値で差別化を図る学童保育を幾つかご紹介いたします。

 

20時まで延長可能。食育にも力を入れる共同学童

共同学童保育所「かがやき」(北海道札幌市)

参照 : http://www.kagayaki-gakudo.com/ 

古くから児童館で運営されていた学童保育を母体として作られた学童保育所。従来の児童館の閉園時間に合わせた学童保育だったことに不便を感じた、とある保育所のOB父兄たちが立ち上げた共同学童なのです。保護者目線で優先順位を整理して無駄のない経営をしています。

勉強や習い事などの付加価値はなく、会費はとてもリーズナブル。塾やお稽古事に通わせたい家庭は、あらかじめ届出を出しておくことで、中抜けが出来る仕組みです。児童は先生に「行ってきます」と声掛けして塾に通い、塾の授業が終わった後はまた学童に戻ってくることが可能です。

ユニークなのは、北海道から最も離れた沖縄の伝統文化を学ぶ取り組み。異文化に触れることでご当地札幌の文化にも目を向け、自分たちが暮らす地域を愛する心を子供のころから育てます。

モノづくりの機会も多く、子供たちは自分たちで遊び道具を作ったり昔遊びを楽しみます。絆の強いOB父兄たちの立ち上げによる学童だけに、親同士のコミュニティも盛んで、子育ての悩みを共有したり相談したりしながらみんなで子育てをし、親子ともども成長する、そんな、大きな家族のような学童保育です。

 

働くお母さんたちが自ら作った学童クラブ

「アフタースクール・キッズスペース」(宮城県仙台市)

kidsbase

参照: http://kidsbase.jp/

「学んで、鍛えて、創造する」そんなモットーの「アフタースクール・キッズスペース」は、NPO法人「働くお母さんと子供を支援する会」が運営する民間学童です。

子供たちが放課後を安全に過ごせるよう、お母さんたちが安心して仕事に向かえるよう、または、介護に勤しめるよう、働くお母さんたちが開設しました。

特徴的なのは高齢者や障害を持った人たちとの交流。そして、大学生ボランティアなどを積極的に受け入れて将来の「放課後児童支援員」資格取得のためのインターンシップのような取り組みをしていること。こういった福祉やダイバーシティ的発想と、地域の核家族同士の交流など、他の学童と一線を画した方針で親子共に成長する学童保育を目指しています。

そのほか「子供向けカルチャーセンター」を併設し、子供たちが学童を出て移動することなく、同じ建物内で習い事が出来るという特徴もあります。有料になりますが、英会話や芸術、スポーツなど様々なスクールレッスンを学童内で本格的に提供しています。

また、お母さんの残業対策として夕食の提供サービスを行っていたり、地元のタクシー会社と業務提携した送迎サービスを行っていたり、「母親の目線、主婦の目線、働く女性の目線」で細やかなサービスを展開しているのが特徴です。

送迎サービスの充実のお陰で、近隣エリア含めて30校の小学校から生徒を迎え入れている、ワーママの駆け込み寺のような有難い学童保育です。

 

東急電鉄が母体。沿線に展開する「学童機能付きアフタースクール」

「キッズベースキャンプ」(東京・神奈川の東急沿線)

キッズベースキャンプ

参照: http://www.kidsbasecamp.com/index.html

東急電鉄グループが、都心で働く共働き世帯を支援する目的で創設した「アフタースクール」。コミュニケーション能力や自発性、自立心を育てて、学校でも塾でも学べないことを学ばせたいという方針から、保育者を「キッズコーチ」と呼び、コーチングのスキームをベースに知育・教育サービスを提供しているのが特徴です。

従来の学童保育の機能を持ちつつも付加価値を重要視したデイケアの新しい形を生み出しました。

異なったライフスタイルの家庭で育つ子供たち一人ひとりの個性に極力寄り添うように、柔軟にプログラムを組んでもらえそうなアフタースクールです。

 

最大21時まで預かり。送迎付きの学童保育

さいたま市「キッズ大陸」さいたま与野園(埼玉県さいたま市)

kidstairiku

参照: http://www.kidstairiku.jp/school/yono/after_school.php

地図を見るとわかるように東京に長く隣接し、東京から放射状に沿線が伸びている埼玉は、東京のベッドタウン都市が多いのが特徴です。そんな埼玉らいく、両親ともに都心に勤務している家庭を想定した「送迎付き学童保育」機能を持つアフタースクールが「キッズ大陸」です。

最大21時まで預かってもらえて、学校や駅や自宅近くまでの送迎や、豊富な習い事メニュー、広い施設でのスポーツプログラム、農業体験や創作活動など、まさに至れり尽くせりの学童保育です

大手学習塾「浜学園」と提携したカリキュラムで学校の勉強の補習もしっかりサポートしており、難関中学受験の実績もあります。

また、学童と仮定の情報共有システムも充実しており、授業の習熟状況確認や、行事予定表などのスケジュール配信、連絡帳のIT化、出欠連絡や教員情報などをスマホアプリで共有します。保護者はApple StoreやGoogle Playからアプリをダウンロードして、学校とのリアルタイムで親密なコミュニケーションを図ることができます。

首都直下型地震が危惧される東京。埼玉から荒川を超えて通勤する保護者にとってはこのようなコミュニケーションツールは大きな安心材料ですね。

 

保育園も併設しているので、一方が保育園、一方が学童でも、兄弟を一度にお迎えできるというのも忙しいワーママにとって大変大きな時短メリットですね!

 

温かなアットホームな保育を心がける「第二の居場所」

「Second Place セカンドプレイス」(福岡県福岡市)

secondplace

参照: http://secondplace.main.jp/

 

集合住宅の1Fなどが多い民間学童ですが、こちらの学童は都会の一角の「庭付き一戸建て」です。子供たちが「ただいま」と元気に帰ってきて「お帰り」と所員が迎える、そんな姿はセカンドプレイス=「第2のおうち」に相応しいですね。

キャンプや釣り、バーべキューなど、地域の自然を満喫するアウトドアワークや、モノづくりのワークショップが充実した学童保育です。

21:00までの保育が基本で、届出を出せば21:00以降も保育可能、深夜業や出張対策として平日にも「お泊り保育」を実施しています。

入浴させて翌日の朝食を食べさせて校区外の小学校へ通う生徒の場合は校門まで送りだしてくれるんですよ。

 

「第2のおうち」のもう一つの特徴には食育へのこだわりがあります。食材や日本の伝統や風物詩に因んだ食事を楽しむのはもちろん、箸の持ち方や食べ方のマナーなども教えてくれます。

英会話や学習塾などはメニューにはありませんが、その代わりに書道教室を開催。「おばあちゃんの家」のような懐かしさと愛情にあふれた厳しさを感じることでしょう。

 

全国初!?知育としての囲碁と学童保育のコラボ

囲碁教室学童保育「桜道場」(福岡県福岡市)

sakuradojo

参照: http://www.sakura-doujou.jp/

 

囲碁の歴史は2000年以上。将棋やチェスと同様に「先を読む」数学的アプローチが知育に役立つと考える囲碁振興のNPO団体が、囲碁を取り入れた学童保育を始めました。

一般的な学童保育と同じように下校して学童に来たらまずおやつを食べて、宿題をやって。…ここまでは普通ですが、毎日囲碁の時間があります。

囲碁教室、囲碁大会、囲碁の名人の指導、一人で行う棋譜並べなどが日々のスケジュールに組み込まれています。囲碁を通じて子供たちの集中力・思考力・決断力・先を読み考える力を養おうというユニークな切り口の保育の様子は、新聞やテレビなどマスコミでも何度も話題になりました。

技術立国日本では少子化の今、理系分野の教育は一目置かれていますよね。囲碁を通じて数学的アプローチやコミュニケーション能力を育てようという、ユニークな学童保育「桜道場」。

ぜひ子供たちには理系思考回路を身につけて世界に羽ばたいてもらいたいですね。

学童保育の他に囲碁教室も併設していて、子供たちでいつでも賑わっています。学童に通う子供たちが閉鎖的なコミュニケーションばかりではなく、帰宅児童とも仲良くなれる点もご両親の安心材料。とても素晴らしい発想ですよね。

 

学童保育に求めるものはそれぞれ

如何でしたか?それぞれの学童保育に様々な異なる特徴がありますね。

コストを優先して補習やお稽古事を後回しにする家庭もあるでしょうし、授業時間よりも長い放課後をせっかくなら宿題や勉強に充てたいと考える家庭もあるでしょう。食育や教養を高める工夫を学童に求める家庭もあるかと思います。

 

自らが社会の最前線で忙しく働くワーママは、こと家庭教育については専業主婦の方たちに対して遅れをとっているような焦りの気持ちや「負い目」が生じがちです。

自分自身がまさに今競争社会に常に身を置いている30代後半のワーママ達。子供が将来社会の荒波に旅立つ時までに、十分に「人間力」をつけさせてやりたい、タフなメンタルと本物の教養を身につけさせて、少しでもアドバンテージを持たせてやりたいと切実に願っているのではないかと思います。

学校の授業以上に長い放課後を過ごす学童保育に、人間形成や勉強面での付加価値を期待するのは当然の流れですよね。

 

学童保育によって、サービスやイベントの種類・頻度・コストも様々です。例えばお子さんが一人の家庭の中には、キャンプやバザーなど大人数参加型のイベントが多い学童の方が情操教育に最適だとお考えの家庭が多いでしょうし、反対に、土日は一切の行事がなく家族だけで密に過ごしたいと思う家庭もあるでしょう。まさに十人十色のニーズがありますね。

これまでの記事を参考にしていただき「何を優先して何を切り捨てるか?」しっかりと家族で話し合い、見極めて、ご自宅周辺の学童保育のサービスの特徴を調べてみてくださいね。

 

学童保育の充実した地域でマイホーム探しを

今年年長さんのご家庭は、お子さんが来年から6年間も小学校に通うのですから、今からじっくりと検討していただきたいですね。もし今お住まいの地域の学童保育が充実していなかったら、ご自分の家庭のニーズにあった学童保育が充実している地域に住み替えるのも、よいタイミングです。

マイホーム購入をきっかけに職場復帰や就職を果たすママも多いですよね。勤務先とのアクセス、有効求人倍率がどの程度の地域なのか、学童保育や保育園は充実しているか?そんなことを総合的に考えてお引越しするのが賢明ですね。

新築・中古・賃貸物件探しの際にはぜひ不動産ポータルサイト「マイスマ」をご利用下さい!

 

 

 

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